日本の夏は、気温だけではなく湿度も高くなることから、見た目以上に蒸し暑さを感じてしまいがちです。そんな夏を乗り切るために催されるイベントが納涼会ですね。今回は、見た目からも涼しさが感じられる屋形船での納涼会について、その魅力をお伝えしていきます。
納涼会は涼し気な雰囲気が大事!
そもそも納涼会の「納涼」とは、具体的にどういった事柄を指すのかご存じでしょうか?納涼とよく似た言葉に「避暑」というものがありますが、これは暑さそのものを避けるために、標高や緯度が高くて、夏でも気温が低い涼しい場所へと自ら足を運ぶことを指します。文字通り、暑さを回避すること自体が目的です。
それに対して「納涼」とは、人々の創意工夫によって暑い場所でも涼しさを見出すことだといわれています。つまり、日常生活において暑さを一時忘れて涼しさを味わい楽しむことが何よりも大切になってくるのです。
エアコンなどが普及する前の時代は、いかに自然の風を取り入れられるかというのが、納涼におけるポイントとなっていました。そういった点においても、風通しの良い水上で楽しむ屋形船での納涼会は、日本の夏の風物詩であり、一般市民にとって切っても切れない伝統的な文化ですね。
冷房完備の屋形船で快適に過ごそう
自然の涼しさを味わうのが納涼とはいえ、近年の日本の夏は昔とくらべてもさらに暑く感じやすくなったような気がします。そんななかでも、せっかく屋形船に乗るのですから、やはり少しでも快適に過ごしていきたいものです。
祝屋が提供している屋形船の「華厳」の場合、その外観は日本古来の伝統文化を受け継ぐ純和風の造りとなっていますが、船内にはばっちり冷房が完備されていて、利用者は快適に過ごすことができます。そのほか、畳敷きの船内は利用者が自由にテーブルを配置することができるなど、レイアウトもこだわりを持って変更することができます。例えば、テーブルを中央に寄せて和洋中そろったビュッフェ料理を並べれば、参加者同士の距離も近くなり、より親睦を深められるでしょう。
さらに「華厳」は、2階部分に展望デッキまで完備されており、東京湾上に吹く心地良い風を、肌で直接感じることができるというのも魅力のひとつとなっています。
「華厳」以外の屋形船についても、利用者が快適に過ごすための工夫がいくつも施されています。またひと口に屋形船といっても、その大きさや構造はさまざまで、乗船する屋形船によって全く違う趣を感じることができるため、毎年違った屋形船で納涼会を楽しむというのもおすすめです。同じ巡航ルートでも昼間と夜間とでは見える景色もきっと違うものになります。今年は昼間で、来年は夜間に、などさまざまな時間帯に乗船してみるのも楽しいですよ。
浴衣のレンタルも可能!
せっかく日本情緒たっぷりな屋形船に乗るのですから、浴衣を着て参加したいと思う女性も多いのではないでしょうか。祝屋では、そのようなご要望に応えるために浴衣レンタルのオプションもあります。
この浴衣レンタルを特におすすめしたいのが、着付けとヘアセットをひとまとめとしたサービスを行っている点です。これなら普段浴衣をほとんど着たことがないという方でも、ばっちりと着こなすことができます。また、浴衣や帯に合うような巾着や下駄といった小物もセットでレンタルすることができ、トータルコーディネートを楽しめる点も好評を得ています。そして着付けを行うサロンから屋形船に乗る桟橋までの送迎オプションも別途利用することができるので、移動の心配も必要ありません。
日本ならではの暑い夏を涼しく快適に過ごせる屋形船での納涼会。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。会社の親睦会や女子会の場としても気軽に利用してみてください。参加者や目的に合わせた最適な納涼会のプランを、専任のコンシェルジュが提案いたします。
編集長・主任 屋形船コンシェルジュ | 高橋 知里