年に1度、建設業界では企業ごとに「安全大会」が開催されています。
自社や取引先企業の社員も参加する安全大会で挨拶を頼まれたら「どんなことを言えばいいのだろうか・・・」と、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、安全大会の流れや挨拶文のポイント、例文などを紹介します。ぜひ参考にして安全への意識を高めましょう。
安全大会の目的と流れ
建設現場や工事現場で安全大会が行われる理由は、現場での労働災害をなくすためです。
建設現場では高所作業や重機の操作など、危険な作業が日常茶飯事です。安全大会では、事故防止のための基本的な安全知識や技術を教育し、従業員の安全意識の向上を図ります。
また、最新の安全対策や装備品についても情報を共有し、現場の安全性を高めるための取り組みを行います。
一般的な安全大会の流れは、以下のとおりです。
- 開会の挨拶
- 表彰式
- 講演またはセミナー
- 安全宣言
- 閉会の挨拶
挨拶文を書くときのポイント
開会や閉会の挨拶は、1~2分が目安です。挨拶の内容が長くなってしまうと参加者の集中力が切れ、話が耳に入ってこないという事態にもなりかねません。2分間でゆったりと話せる文字数は600文字です。要点を押さえ、簡潔な内容の挨拶文にします。
建設業界で起こった事故やヒヤッとするような身近に起こった事例などを入れると、より一層現場関係者の安全意識が高まります。
開会または閉会の挨拶は、以下の流れに沿って文章を考えましょう。
開会の挨拶 | 閉会の挨拶 |
1.集まってくれたことに対するお礼 2.安全大会開催の宣言 3.身近な事故の例を紹介 4.締めの言葉 |
1.集まってくれたことに対するお礼 2.会の内容を振り返る 3.今後の抱負 4.締めの言葉 |
安全大会の挨拶例文集
ここでは、開会と開会の挨拶例文を紹介します。
開会の挨拶
開会の挨拶は、こちらを参考にしてみてください。
本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。 これより○○会社の安全大会の開催を宣言させていただきます。昨年度は皆様のご尽力により、大きな事故や災害が発生することなく無事に業務を遂行することができました。 しかしながら、ヒヤリハット事例は依然として発生しており、油断は許されない状況です。安全は一人ひとりの意識によって支えられています。 本日の安全大会を機に安全への意識を高め、一人ひとりが安全行動を徹底することで無事故・無災害の職場づくりを実現していきましょう。 皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 |
閉会の挨拶
閉会の挨拶の例は、以下のとおりです。
本日は安全大会にご出席いただき、誠にありがとうございました。 本日は、安全意識の重要性について再確認し、無事故・無災害の職場づくりに向けた決意を新たにしました。 今年度も一人ひとりが安全意識を高めることで、無事故・無災害の職場づくりを実現し、皆様の健康と安全を守り会社の発展に貢献してまいります。 本日の安全大会の開催にあたり、ご尽力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。皆様のご健康と安全を祈念いたします。 本日は、ありがとうございました。 |
会場を変えてワンランク上の安全大会を
※屋形船「瀬川丸(7号)」
安全大会は現場の安全な環境を維持し、労働者の安全に対する意識を高める重要な行事です。そのため、自社だけでなく協力会社の社員も参加し、その後に懇親会を行うのが一般的です。
懇親会を開催するなら、屋形船を利用してみてはいかがでしょうか。祝良屋(いわいや)の貸切プランなら和風屋形船はもちろん、クルーザータイプの船も利用可能です。
屋形船での宴会となると定番の和食メニューをイメージする方も多いと思いますが、祝良屋では和食以外にも数多くのメニューを取りそろえています。船上で本格的なBBQを楽しむコースやビュッフェコースなど種類も豊富です。
※洋風屋形船(クルーザー)「ルーカス」
船上パーティーは、非日常の時間を過ごすひと時です。交流を深めながら社員の士気を高められる絶好の機会となること間違いなしです。
参加人数やご予算などに合わせて最適なプランをご案内しますので、ぜひお気軽にお問合せください。
- カテゴリー:
- 屋形船のご利用シーン
編集長・主任 屋形船コンシェルジュ | 高橋 知里