新社会人となって勤務を始めると、これまで知らなかったマナーやルールに出くわすことも多くなります。接待や社内での宴会などでも、覚えなければならないことがたくさんです。そこで今回は、意外と知らない屋形船内の上座の場所や、屋形船で宴会を催すときのマナーやルール全般について紹介していきます。
屋形船での上座はここ!
会社で行われる宴会というのは、ある意味仕事の延長として捉えなければならないため、だれがどこに座るのかといった問題も当然考えなければなりません。いわゆる、上座と呼ばれる席は、その宴会の参加者のなかで役職が最も高い人が座る席となっています。
では、その上座というのは具体的にどの位置を指すのかですが、まずは屋形船ではなく通常の和室における上座の位置から解説していきましょう。和室の場合の上座とは、入り口から最も遠い席を指します。部屋の入り口というのは、お店のスタッフが注文を取りにきたり参加者がお手洗いに行くために立ったりと、出入りが激しい場所です。
そこから最も遠い席でゆっくり過ごしてもらうため、最も遠い席を上座としています。反対に、参加者のなかで最も地位の低い新入社員が入り口付近に座り、料理やお酒の注文をするというのも、社会的な宴会のマナーのひとつといえますね。
では、和風の屋形船においての上座とは、どこになるのでしょう。和室と同じような和風なので、こちらも入り口から最も遠い席が上座と思いがちなのですが、実はこれはあまり当てはまりません。
それというのも屋形船のほとんどが、入り口から最も遠い場所にお手洗いを設けているためです。したがって屋形船の場合は、船内で最も景色をよく見渡せる窓際の席を、上座としていることが多くなっています。
ほかにもある!屋形船を利用する際のルール
屋形船での宴会は、通常のお店で行う宴会とはひと味違った雰囲気を楽しむことができます。しかしながら、屋形船ならではのルールを正しく守ることも同時に必要です。
具体的に屋形船を利用する際のルールには、どのようなものがあるのかですが、それほど難しいことではなく、「集合時間を守る」といったごく基本的なことです。通常のお店ですと、多少時間に遅れても参加することはできますが、屋形船の場合は参加者全員が1隻の船に乗り込むため、1人でも遅れてしまうと、それだけ出発する時間も遅れてしまいます。
また、服装にもマナーがあります。当然ですが屋形船は、海や川といった水辺を運航するため、高いヒールの靴といった滑りやすい靴は控えた方が良いでしょう。そして海風は街中のように遮るものがないため、想像以上に風当たりが強くなります。そのため女性の場合、裾が広がりやすいスカートやワンピースですと、デッキに出るのが大変になるので注意が必要でしょう。
ルールを守って屋形船の旅を楽しみましょう!
初めて屋形船に乗るという場合、知らないことが多くて戸惑ってしまうという方も多いかもしれません。そういった場合は、祝良屋の屋形船クルージングを利用されることをおすすめします。祝良屋では、専任のコンシェルジュが屋形船に関するルールやマナーなど、どのような疑問に対しても誠心誠意お答えします。
そのほか、屋形船宴会の幹事を任された方には、集合桟橋や運航ルート、料理コースやエンターテインメントの手配まで、ルールを守って安全に楽しく過ごせる屋形船での宴会のひとときにふさわしいサービスやオプションを提案いたします。屋形船は、1隻丸ごと貸切ることができるので、周囲に気兼ねせずにオリジナルの宴会クルージングプランを立てることも夢ではありません。
ビジネスでの宴会や気の置けない仲間たちとの宴会など、どのようなシーンにでも利用できる祝良屋の屋形船クルージングを、ぜひ一度お試しください。
編集長・主任 屋形船コンシェルジュ | 高橋 知里