屋形船はいつから始まったの?歴史を振り返ってみよう!

夕暮れ時の街とレインボーブリッジ

屋形船に乗ったことがある方もそうでない方も、屋形船の歴史について詳しい方はあまり多くないでしょう。ただ乗船して景色や料理を堪能するのではなく、歴史を知ったうえで乗る方がきっと何倍も楽しめるはずです。ぜひ、屋形船の歴史について知っておいてください。

元は貴族の遊びだった!?

始まりは、794年からの平安時代にあると言います。元々、貴族の「舟遊び」として、川や池に船を浮かべ、景色を楽しんだり和歌を詠んだり楽器を演奏したりしていたそうです。屋形船に乗って、桜や紅葉を楽しむ文化は平安時代からあったのですね!

舟遊びが最も盛んになった江戸時代には、有力大名が自分の船に乗って遊ぶ姿を見せつけ合い競うように外観や内装が豪華になっていったようです。このような豪華な船には、もちろん一般庶民は乗れなかったそうです。
しかし、あまりにも豪華に飾られ過ぎて幕府から制限をかけられたという話もあります。

江戸はほかの都市に比べ、水上交通が発達していたため屋形船が盛んに使われていました。
屋形船の中では、今と変わらずに食事やお酒を楽しんでいたようです。いつの時代も楽しみ方は一緒ですね。

一度は失速しましたが・・・

江戸時代に栄えた屋形船文化ですが、1941年~1945年の太平洋戦争があったころ失速してしまいました。屋形船で遊ぶ余裕がなくなったことが原因のようです。
そして、河川の水質汚染が進み、楽しめていたはずの景色も河川護岸工事によって趣のない様子に変わってしまいました。屋形船は勢いを失ったまま衰退していったのです。

しかし、バブル期に大人たちが豪華な遊びとして屋形船を再び使い始めました。水質もだんだんと改善されていき、屋形船文化がまた広がったようです。

それから現在見られるような設備の整った屋形船が増えてきました。

最近では、花火大会やお花見、紅葉シーズン以外でも忘年会や新年会、歓送迎会などで使われていますね。屋形船と聞くと畳張りの和室、というイメージを持たれる方が多いかと思いますが、なかには掘りごたつのものや靴のまま過ごせる屋形船もあります。
時代に合わせて変化を続ける屋形船は、これからもきっと人々を喜ばせてくれる乗り物であり続けるでしょう。

祝良屋は貸切も乗合もOK!

晴天の中河川上を走る屋形船

「屋形船は敷居が高く気軽に乗船できない」とお思いの方!それは間違いです。祝良屋の屋形船なら、貸切の宴会場としてご利用いただけます。ホテルやレストランの1部屋を貸切る感覚で利用できますので、「敷居が高い」なんてことはありませんよ!
宴会の会場としてご利用いただくだけでなく、花火や桜、紅葉の観賞として使うこともできます。見たいものがきれいに見える場所まで移動して思う存分お楽しみください。
料理や飲み物を味わいながら、カラオケで盛り上がりながら、外の涼しい風を感じながら、思い思いの時間をお過ごしくださいね!

「貸切できるほどの人数は集められない・・・」とお悩みの方も、心配は無用です。祝良屋の屋形船なら、貸切だけでなく乗合も可能です。花火大会の時期には、1か月前~直前まで乗合屋形船のご予約を受け付けております。立ちっぱなしで足が疲れる、人混みで全然花火が見えなかった、という悩みとは無縁ですよ。ぜひスケジュールを確認しておいてくださいね。

屋形船は古くから使われており、昔は貴族の遊びで一度は衰退してしまった、という歴史がありました。屋形船ご乗船の際には、このような歴史があったことをぜひ思い出してください。
祝良屋はみなさまのご乗船、お待ちしております!

編集長・主任 屋形船コンシェルジュ | 高橋 知里

編集長・主任 屋形船コンシェルジュを務めております高橋です。みなささまに屋形船の魅力を感じていただけるよう、様々な切り口から記事を掲載しています。少しでも、みなさまのお役に立てれば幸いです。

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